御朱印帖をつくるぞ

2019.05.22



2年前、4年に一度の逆打ちの年だからとお遍路参りを家族でしたことがあります。もちろん車でのお参りだったけど、2回に分けて、一週間ずつで88箇所参るのはなかなかハードで、40数か所を一週間でとなると単純計算でも一日6−7か所をお参り、街中に集中してあるところもあれば、岬の先や、ロープウェイで行く山の上にあるお寺もあるのでほとんど移動で終わりなんて日も。いのくまさんも、牧野さんの植物園も近くにいるのに後ろ髪引かれながら素通りです(こんどは行くぞ)。お参りでは、お遍路用の御納経帳を持ち歩いて御朱印をいただきます。納経帳は、写経を行いその経を納めた証として記すものとして始まり、いまは写経をしなくても朱印をいただけるので朱印帖と呼ばれるようになったとか。逆打ちのお参りなので、88番から、御納経帳を持っていなかったのでわたしはそこで購入したものを持ち歩きました。お参りした後にいつもいただくのですが、どこの寺社でも目の前で書いていただけるのでじーっとみてしまいます。女性の宮司さんに書いていただいた柔らかで繊細な筆の走りもあれば、墨の滴る筆で書かれた力強い文字、その日の宿でいただいた御朱印を見返すのもたのしみの一つでした。ただ、一つ残念なのは、きらびやかな金襴の織物が表紙に施された納経帳、選択肢もほとんどないので仕方なく、というかもうそれしかなかったので持ち歩いていたのですが、それ以降見返すことはほとんどありません。

旅先で神社を訪れることも増えてきましたが、なんとなく御朱印をいただかずにお参りしていました。4月にippoでワークショップをしたときに里依さんに「御朱印帖はつくらないの?」と聞かれてハッとしてしまいました。そうかー!自分でつくればいいんだ。’御朱印帖は買うもの’となぜか思い込んでいたのですが、それからは見つければ手にとってサイズや本文紙をじっくりみてはふむふむ(でも買わない)、いくつか紙を仕入れてサンプルをつくってみたけれど、これはやはり書いてみないとと、京都で書を学んで、そしてなんと御朱印を書くアルバイトをしているたけちゃんにお願いすることにしました。サイズのことや、紙の厚み、墨の滲み具合も的確なアドバイスをくれます。今日もこれからもう一つつくる予定。たけちゃんは、書の仲間にも試し書きを頼んでくれるそうで、ますますよいものできそうな予感。販売する訳ではないけれど、6月に名古屋と大阪のワークショップで教えます。ほしいのないなーと思ってた方、つくってみませんか?自分でつくるものなら、愛着も湧くはず!わたしもお気に入りができたら、持ち歩いて御朱印の旅に出たいと思います。


五月二十二日 水曜日(紙は鳥の子が書きやすいそうだ)
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